日本には 八百万の神と云われるほどに
たくさんの神々がいらっしゃいます。
その中でも 今日は 「厠」と呼ばれる場所、
トイレの神さまについてお話ししましょう。
どんな神さまがいらっしゃるのか?
❖ 卜部(うらべ)神道では、女二神。イザナミの糞尿から生まれたと言われる、
「 埴山姫神(ハニヤスヒメノカミ)」(土の神)
「 水罔女神(ミズハノメノカミ)」(水の神)
ご利益は「出産」や「育児」の神さまです。
❖ 密教では、
炎の神「 烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」
炎の浄化力で「この世の一切の不浄を焼き尽くす」と言われています。
トイレを悪い気の入り口として、不浄を祓うために祀られた神さま。
❖ 日本昔話では、
「 弁財天(べんざいてん)」
七福神の中で、家の中で 厠を守ることになった神さま。
トイレを清潔に保つと弁財天のより美しくなれるご神徳を授けてくれる神さま。
❖ 民間信仰等では、
「厠神(かわやがみ・かわやのかみ)」
「便所神(べんじょがみ)」
ご利益は、出産と深い関係を表し
「産を軽くする」「掃除をするときれいな子が生まれる」と言われています。
風水でも トイレは 毎日 綺麗いに 掃除しておくこや、
一流企業家や著名人による喧伝により、トイレ掃除や、便座の蓋は閉めるなど 、
清潔に保つことが良いとされています。
このように トイレにはあらゆる言伝えの神さまがいらっしゃり、
財運UP。婦人科系の病気から守ってくれたり、子宝を授け安産へ導いてくれる、妊婦がトイレを掃除するときれいな子供が産まれるなど、女性に嬉しい功徳を多く与えてくださるようです。
また逆に、「汚くしておくとアバタの子、不具の子が生まれ、禍を与える」という厠の神は祟りをなすという説もありますので、やはり 清潔に保つことが良いでしょう。
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